東京都と東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京は、若手アートマネジメント人材を対象とした「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」の2026年度第1回派遣参加者の公募を開始しました。今回の派遣先は、オーストラリア最大の国際現代美術展「シドニー・ビエンナーレ」です。
本プログラムは将来アーティストと社会をつなぐ役割を担うアートマネジメント人材を海外のフェスティバルなどに短期間派遣する取り組みです。国際的な現場での交流やネットワーク構築を通して、次世代のアートプロフェッショナルの育成を目的としています。2026年度第1回派遣では、第25回を迎えるシドニー・ビエンナーレのクロージングに合わせて参加者を派遣します。滞在期間中は、参加アーティストやキュレーター、アート関係者とのネットワーキングの機会が設けられるほか、国際フォーラムへの参加、文化施設の視察、アーティストスタジオ訪問などの活動が予定されています。また、2026年度は本派遣に加え、他6地域への派遣参加者の公募も予定されています。
シドニー・ビエンナーレは1973年に創設された世界有数の国際現代美術展で、これまで130以上の国と地域から2,400人以上のアーティストが参加しています。シドニー各地の会場を舞台に、多様な現代アート作品が展示される国際的なアートイベントとして知られています。第25回展のテーマは「Rememory(リメモリー)」です。個人や家族、社会における記憶の断片を再構築する行為としての想起を意味し、消去や抑圧によって見えなくなった歴史を再訪し、新たな視点から再構築することを問いかけるコンセプトとなっています。