エートーキョーは2026年3月に開催される「ART FAIR TOKYO 20」にあわせ、映像作品に特化したプログラム「FILMS(フィルムズ)」を実施します。本プログラムは、non-syntaxをプログラムディレクターに迎え、東京ミッドタウン日比谷を会場に展開されます。
「アートフェア東京」はこれまでギャラリーとコレクターのための美術品売買の場としての信頼性と公平性を高め、日本のアート市場の循環を促進してきました。しかし、出品作品の自主性を重視するあまり、映像作品の取り扱いが極端に少なく、映像作家の作品提案や評価の機会を十分に提供できていない状況が続いていました。
この課題を受け、2025年より映像作品のセクション「FILMS」を試験的に導入しました。2026年の本年はさらに一歩進め、映像表現の理解と浸透を目指し、「Art and Film? 言葉で定義できない映像の未来」というタイトルのもと、「見る」「学ぶ」「買う」の3つの階層を設けたプログラムとして再構成します。
オンサイトプログラムでは東京ミッドタウン日比谷9階のROOM6を会場に、約10名のアーティストによる映像作品の上映を行います。加えて、映像作品や映像作家を取り巻く環境を深く掘り下げるトークセッションも実施します。さらに公式ウェブサイトでは『イメージフォーラム』ディレクター、『e-flux』のキュレーター、『Asian Film Archive』のプログラマーなど、国内外の映像表現に関わる約10名のステークホルダーによるインタビューを掲載し、コレクションやアーカイブの実践に関する知見を共有します。
プログラムディレクターを務めるnon-syntaxは、2019年に金秋雨と許鈞宜によって設立された映像表現のためのプラットフォームです。映像が持つ流動性と曖昧さを尊重し、ジャンルを超えた映像表現の可能性をアジア各地で模索してきました。ディレクターの金秋雨は「映像作品は、固定された“物”ではなく、再生や更新を通じて意味が変容する表現です。本プログラムでは、アートマーケットにおける映像表現の経験・記憶・継承の可能性を探りたい」と述べています。また、アートフェア東京CEO・北島輝一は「映像作品は、コンテンポラリーアートにおいて今後さらに重要な位置を占める存在です。モノの所有とは異なる文脈で、作家の思想や表現に対する支持を意味する映像作品のコレクションこそ、未来のアートの価値を担うものであると信じています」とコメントしています。
| 会期 | 2026年3月12日(木)から3月15日(日)まで 時間 11:00〜19:00 |
| 会場 | 東京ミッドタウン日比谷 9階 ROOM6 |
| URL | https://atokyo.jp |