東京ミッドタウン(港区赤坂)は2008年より開催しているデザインとアートの2部門によるコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025」の受賞作品を発表しました。今年度は新設の「パートナーアワード」も加わり、受賞者やファイナリストに対するコラボレーションの機会がさらに広がっています。応募総数1,429点(デザインコンペ)・303点(アートコンペ)の中から選ばれた全15点の受賞・入選作品は、東京ミッドタウンのプラザB1で2025年11月9日(日)まで展示されています。
点字のルールに基づいて指を動かすことで、言葉を音楽に変換する笛型楽器。音楽を通じたコミュニケーションによって、点字使用者と非使用者との相互理解を促します。
普段はぬいぐるみとして暮らしに溶け込み、緊急時には防災ずきんへと変化する新しい防災用品。
触覚という感覚をデジタルで共有・記録するアプリケーションの提案。日常の中にある「手ざわり」に新たな視点をもたらします。
「他者のまなざし」によって規定される生き方に対し、自分自身の選択でまなざしを取り戻す問いかけのインスタレーション。
幼少期の集団行動のなかで現れる人々の微細な所作に注目し、他者との共生や社会性を見つめ直す作品。
眠りに落ちる直前の、孤独と安心が交差する時間を毛糸で可視化。都市生活者の“素”の瞬間にフォーカスしています。
三井デザインテックが選出した「パートナーアワード」は、《振る舞いの機微》を制作した山﨑結以さんに贈られました。副賞として同社本社での作品展示が行われます。
本年度のオリジナルトロフィーは、アートコンペ審査員・永山祐子さんがデザイン。TOKYO MIDTOWN AWARDのロゴを立体化し、一筆書きのガラス造形によって新しい視点や発見を象徴しています。
東京ミッドタウンでは受賞作品の実現化サポートや展示、ワークショップ開催など、受賞者が社会と接続し活躍できる場の創出を継続的に行っています。また、ミッドタウン外での展示やアートプロジェクト参加など、活動領域の拡大にも注力しています。
| 会期 | 2025年10月10日(金)から11月9日(日)まで |
| 会場 | 東京ミッドタウン プラザB1 |
| URL | https://tinyurl.com/5futmfw5 |