現代アートのギャラリーを運営するタグボートは現代アーティスト・岡村一輝、ももえ、リッチマン・フィニアンによる3人展「PLAY GROUND」を東京・日本橋富沢町にあるtagboatで2025年3月14日(金)から4月5日(土)まで開催します。「PLAY GROUND」では、3名のアーティストがそれぞれの視点と手法を通じて「自分らしさ」や「自己探求」をテーマにした作品を発表します。
2007年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。2009年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。2022年 Independent Tokyo 2022 タグボート特別賞、小山登美夫審査員特別賞受賞。現在東京を拠点に活動中日常や旅先で描いたドローイングを手がかりに、浮遊感のある絵画を制作。実際の風景をもとにしながらも、どこか夢のような世界を作り出し、現実と空想が混じり合う感覚を与えます。
「形が変わりゆくものを描く」
日々のドローイングをもとに、記憶や日常の断片を織り交ぜながら、浮遊感のある色彩と独自の質感で風景を描き出します。生物の幼生や幼体、植物の新芽などを描き、「これから」を想像させる絵画を追求。油絵具の滲みや掠れを活かし、曖昧な輪郭や変化を捉えた作品を制作。
埼玉県出身。二次元のフラットなキャラクターと日常的な素材を組み合わせ、キャンバスの枠を拡張するような作品を制作。「面白いと感じたことを、見る人と共有したい」という思いを込めて制作。平面的なキャラクターと身近なものを組み合わせ、キャンバスの枠を超えた独自の世界を展開。日常の何気ない発見をもとに、ユーモアと鋭い視点が交わる作品を生み出しています。
「キャンバスの枠を超えた表現」
漫画やイラストに親しみ、日常の些細な気づきを捉えた作品を制作。制作の背景やインスピレーションの源泉について語ります。
1992年 イギリス生まれ。2015年 City and Guilds of London Art School 卒業。自身の心の中にある後悔や葛藤を表現。日英のハーフとしての自身の背景や、大人になっても成長しない精神「インナーチャイルド」との対話を作品に落とし込み、自身の内面を引き出します。
「孤独を彫り、記憶を描く」
「子供の頃の自己像」の彫刻を絵画に落とし込み、アイデンティティや内面の孤独を表現。作品を通じて、現代社会の不安定な自己の在り方を考察。アイデンティティの曖昧さや孤独をモチーフに、粘土彫刻をもとにした絵画を制作。自身のルーツや過去の記憶をテーマにした作品について語ります。
期間 | 2025年3月14日(金) から 4月5日(土)まで |
会場 | tagboat |
時間 | 11:00-19:00 |
オープニングレセプション | 3月14日(金) 18:00-20:00 |