東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京では、東京都とともに誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現をめざしています。実演団体・芸術団体等においては、アクセシビリティ向上に取り組むにあたり、資金やノウハウ等の不足など、さまざまな課題に直面している現状があり、芸術文化がもたらす感動を誰もが共有できる都市・東京を創出するために、鑑賞者・参加者を対象とするアクセシビリティ向上を目的とした取組に対して、150万円を上限として費用の実費が助成されます。
ここでの鑑賞サポートとは公演や展覧会の鑑賞体験、イベントやプログラムの参加体験を豊かにするための環境整備のことで、誰もが芸術文化の鑑賞に参加・申し込みしやすくする、作品・上演等を鑑賞しやすくするためのサポート。また、本助成事業は助成金による支援を東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」による講座受講や相談対応等の支援と連動して提供されます。芸術文化事業の実施団体等においては、本事業を通じて、芸術文化へのアクセシビリティに対する理解促進やノウハウ等の蓄積、担い手の育成等を図られることが期待されています。
東京都内の芸術団体、民間の劇場・アートスペース、民間企業、中間支援組織、実行委員会などを対象に、鑑賞者・参加者の芸術文化へのアクセシビリティ向上を目的とした取組を支援
東京都内に本部事務所や本店所在地が存在する芸術団体、民間団体、実行委員会、劇場・ホール等
東京都内で実施される以下の分野の公演や展覧会、ワークショップなど、一般観客に公開されているもの
音楽・演劇・舞踊・美術・写真・メディア芸術(映像・映画、マンガ、アニメ、ゲームなど)・伝統芸能・芸能・生活文化(茶道、華道、書道など)・特定のジャンルにとらわれない芸術活動(複合)等
2024年7月16日以降に開始し、2025年6月30日までに終了する事業
申請事業の制作担当者(鑑賞サポート担当含む)が、東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」のアクセシビリティ講座2024「鑑賞サポート入門」を受講していること
鑑賞サポートにかかる費用について、150万円を上限として実費を支援(助成率10 / 10)
申請は2024年5月31日(金)より随時受付
申請にあたり必要な事項の詳細は公募ガイドラインを参照
申請書類はオンラインで提出。申請を行う団体は特設ウェブサイトより手続きを行う
書類審査を経て専門家を含めた審査会で選定します。審査会は助成金交付決定額の総額が予算の上限に達するまで2か月に1回程度開催する予定。
申請にあたっては、東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」のアクセシビリティ講座2024「鑑賞サポート入門」を申請事業の制作担当(鑑賞サポート担当含む)は受講が必要。
世界的な芸術文化都市東京として、芸術文化の創造・発信を推進し、東京の魅力を高める多様な事業を展開しています。新たな芸術文化創造の環境整備をはじめ、東京の独自性・多様性を追求したプログラムの展開、多様な芸術文化活動を支える人材の育成や国際的な芸術文化交流の推進等に取り組みます。