Franco-Japanese cultural symposium: new paths for art and culture

2023/08/29
by ADF Admin
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公共と民間の文化の活動主体が展開すべき新しい戦略を提起

日仏文化シンポジウム事務局は、東京・上智大学において、2023年10月3日(火)に「日仏文化シンポジウム:アートと文化が歩む新たな道」を開催します。1953年に締結された日仏文化協定70周年を記念して開催するこのシンポジウムは文化庁、フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ、日本経済新聞社の主催で開催します。その目的は、新しい時代が幕を開け、AIをはじめとする技術革新とその社会的、経済的、政治的影響によって従来の価値観や基準が覆されつつある今、アートと文化が直面している課題を検討し、社会におけるアートと文化の中心的な役割を共に再確認し、公共と民間の文化の活動主体が展開すべき新しい戦略を提起することにあります。

本シンポジウムは日仏の講演者の討議をもとに、アートと文化におけるデジタル技術の進歩と普及に関わる問題、そしてテクノロジーが文化遺産の活用にもたらす新たな可能性、さらに一層求められる社会的連帯の要請に応えて、市民コミュニティがどのような新しい形態で文化にアクセスできるかを考えます。研究者、学識経験者、文化関連の起業家、アーティスト、公共組織の代表、市民社会の代表など、多様な分野の登壇者が議論を展開。基調講演とディスカッション、それに続く3つのラウンドテーブルには日仏15名の登壇者を予定しています。シンポジウムは終了後、アーカイブを配信予定です。

プログラム詳細

  • 日仏の政府代表による挨拶
  • 文化庁長官 都倉俊一 / フランス文化省代表者
  • ウエルカムメッセージ
  • 曄道佳明 上智大学学長

基調講演 : 「アートと文化が歩む新たな道 、フランスと日本の展望」

登壇者:ジュリー・ナルベ(仏)ポンピドゥーセンター事務総長 / 片岡真実(日)国立アートリサーチセンター長、森美術館館長

ディスカッションモデレーター:小崎哲哉(日)京都芸術大学大学院教授、文筆家、プロデューサーウェブマガジン『REALTOKYO』を創刊、現在『REALKYOTO FORUM』編集長。

フォーラム 1 「クリエイション、アーティストと人工知能(AI)」

登壇者 :グレゴリー・シャトンスキー(仏)アーティスト、研究者、教育者 / 福島真人(日)東京大学大学院・情報学環教授 / セレナ・ヴィラタ(仏)AI研究者 / 市原えつこ(日)メディアアーティスト、妄想インベンター / モデレーター 德山拓一(日)森美術館アソシエイト・キュレーター

フォーラム 2 「文化遺産と文化へのアクセス:最新技術がもたらすものとその課題」

登壇者 :ソフィー・クルジャン(仏)研究者、教育者、ネットワーク「Culture(s) de Mode」ディレクター / 室田秀樹(日) 大日本印刷株式会社マーケティング本部文化事業ユニット ユニット長(兼)DNPアートコミュニケーションズ社長 / カラ・レノン・カサノヴァ(仏)フランス国立図書館(BnF)メセナ部副部長、供託基金部長 / ブルーノ・ドゥ・サ・モレイラ(仏)Histovery社 CEO / モデレーター 落合陽一(日)メディアアーティスト

フォーラム 3 「拡張されたコミュニティ:社会的・技術的イノベーションはいかにして文化を享受する人々の層を広げることができるか」

登壇者 :アンジェル・ドゥ・ランベルトリ(仏)都市計画家、起業家、地理学者、都市計画家 / 矢入郁子(日)上智大学理工学部教授 / 竹内春華(日)山古志住民会議代表 / ジュスティーヌ・ロルカ(日) InCahoots CEO / モデレーター 保坂健二朗(日)滋賀県立美術館館長

  • 総括  小崎哲哉 京都芸術大学大学院教授、文筆家、プロデューサー
  • シンポジウム終了

「日仏文化シンポジウム:アートと文化が歩む新たな道」

日付 2023年10月3日
開演10時30分 ~ 18時
会場上智大学 東京・四谷キャンパス 6号館ソフィアタワー101ホール
言語 日本語・フランス語(同時通訳付き)
席数500席
申込み2023年9月20日(水)17時まで 申し込みはこちらから
URLhttps://culture2023.tokyo/