日本発のファッションブランドOnitsuka Tigerのアートギャラリープロジェクト「Tiger Gallery™」において、鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平によるグループ展「FLARE」がロンドンのリージェントストリートにあるOnitsuka Tigerの旗艦店で2024年10月10日から11月8日まで開催されます。同展では新たに制作された27点の作品が展示されます。
今回の展覧会では鬼頭健吾のフラフープを用いたインスタレーション、大庭大介の光と色彩が交錯する絵画、そして名和晃平の「PixCell」シリーズをはじめとする彫刻作品が展示されます。鬼頭の作品は円の形状を無限の線へと変容させ、禅の思想に触れつつ、円と線、完全性と空虚さの関係性を表現。また、大庭の作品は光が絵画の中で多方向に拡散し、新たな次元を創出しています。さらに、名和晃平は平面から立体まで幅広い作品シリーズで展覧会に参加します。「PixCell」シリーズでは、Onitsuka Tigerのスニーカーを使用した新作も登場。靴は身体を大地に接地させ、人間と街を結びつける象徴であり、名和はその靴を彫刻として再解釈し、都市に生きる私たちのリアリティの側面を浮かび上がらせます。
本展のタイトル「FLARE」は、太陽フレアの現象にインスパイアされたもの。2024年5月、アーティストたちが本展の構想を練っている最中に、太陽フレアが発生し、世界各地でオーロラが観測されました。その偶然の出来事に触発され、名和は天空のスペクタクルとアーティストたちの創造的な旅路へのオマージュとして、このタイトルを提案した。「FLARE」は太古のエネルギーと未来を照らす光を象徴し、作品たちを通じて時代の本質と可能性を探究します。
1977年愛知県生まれ。京都芸術大学大学院教授。フラフープやシャンプーボトルなどの既製品を使ったインスタレーションで、円と線の関係性を表現する。
1981年静岡県生まれ。京都芸術大学准教授。独自の描画手法を用い、光と色彩が交錯する新たな次元を生み出す絵画を制作する。
1975年生まれ。京都芸術大学教授。彫刻家として、セルやデジタル信号をテーマにした「PixCell」シリーズを展開。靴をモチーフにした新作も発表。
期間 | 2024年10月10日から11月8日まで |
時間 | 月曜~土曜 11:30-18:00、日曜 12:00-18:00 |
会場 | Onitsuka Tiger Regent Street, London Flagship |
URL | https://tinyurl.com/372maxys |