アートECモールの運営実績を持つTODOROKIは、日本一の組合員数を誇る美術商協同組合の東京美術商協同組合(以下東美)とタッグを組み、東美の知名度とブランドを活かし店舗横断的な集客を実現する公式ECモール「TSUNAGU 東京美術商協同組合」(以下TSUNAGU)を制作・公開しました。公開当初の12月時点では約50の組合員が参加、今後も順次出店者と掲載作品を拡大していく予定で、多くの美術品とユーザーとを「つなぐ」プラットフォームとして、ユーザーと美術商の双方に豊富な機会を提供していきます。
日本国内のアート市場においては現代アート分野が盛り上がりを見せる一方で、その他の分野の美術品人気はほぼ横ばい、ないし流通減の状態が続いています。既存顧客との対面販売を主に据えたこれまでの販売手法を脱し、販売チャネルを多様化、新規・潜在顧客のニーズへも応えていくことは喫緊の課題です。また昨今のコロナ禍では、海外や地方在住のコレクターから美術商に対するオンラインでの問い合わせや購入希望の連絡が増加し、オンライン販売への厚い需要が浮き彫りになったにもかかわらず、従業員数の限られた中小の美術商が個別にECサイトを設置・運営することへの難しさがありました。
アートマーケットのDXを通じてギャラリー美術商やアーティスト、コレクターといった全てのステークホルダーをエンパワーメントし、アートがより効率的に循環するためのマーケット創造をミッションとしています。これまでにも現代アート作品を主に販売するECモール「Art Scenes」の開発・運営を手掛け、現在、国内外300を超えるギャラリーが14,000点以上のアート作品を出品中です。