DNP x GMO Pepabo x Hibiya Kadan Image licensing service launched

2023/12/05
by ADF Admin
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アート作品の二次創作を促進する

GMOインターネットグループのGMOペパボは、大日本印刷のグループ会社である、DNPアートコミュニケーションズの画像ライセンス(利用許諾)提供サービス「イメージアーカイブ・ラボ」との連携を2023年12月5日(火)より開始し、2022年5月より実証実験を進めていたもので、有償の画像ライセンス + 証明書販売の需要が確認できたため、正式なサービスとしての提供を開始しました。「イメージアーカイブ・ラボ」での提供画像は、これまでフランス国立美術館連合(RMN -Grand Palais)に所属する美術館所蔵品・名画が対象でしたが、正式リリースに伴い、日比谷花壇のフラワーグラフィックと林原美術館の所蔵する東洋古美術品が加わりました。画像ライセンスを購入したクリエイターは、さらに多彩な作品を素材とした創作活動が可能となります。

「イメージアーカイブ・ラボ」

「イメージアーカイブ・ラボ」は、DNPとDNPアートコミュニケーションズ提供する、多様なアート画像の提供を通じてクリエイターの創作活動を支援するアート画像ライセンス提供サービスです。画像ライセンスを購入したクリエイターにはブロックチェーン技術を活用し証明書を発行するため、画像データを素材とした新しい作品を安心して創作・販売することが可能です。

アート画像ライセンス提供サービス開始の背景

クリエイターを中心とした経済圏(クリエイターエコノミー)の2022年の国内市場規模は約1兆6,552億円と推計され、2021年の1兆3,574億円に対して21.9%増加しており、今後も成長が見込まれています。中でも、個人クリエイターが第三者の著作物を素材として新しいコンテンツを創作(「二次創作」)し、さらに別の個人クリエイターが二次創作物を素材に別のコンテンツを創作(「n次創作」)する循環の実現は、コンテンツ市場の拡大に大きく寄与すると考えられています。一方で、著作物等の権利許諾を得るためには煩雑な手続きが必要で取引コストも大きく、個人クリエイターが「n次創作」を公開・販売する際の障害となっており、これによる機会損失は、潜在市場で1兆4千億円と推定されています。この課題に対応するため、DNPグループでは、主に法人向けに実施してきたアート画像の利用許諾サービスの対象を個人クリエイターに拡大し、安心して「二次創作」を行う環境を整備する実証実験を行ってきました。この結果、有償での画像ライセンス + 証明書販売の需要が確認できたため、正式なサービスとして提供を開始しました。

アート画像ライセンス提供サービスの特長

個人クリエイターを中心とした画像ライセンスの提供

GMOペパボが運営する国内最大のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ) byGMOペパボ」と連携し、minne作家・ブランドを対象に、「イメージアーカイブ・ラボ」を通じ、創作のためのアート画像の提供を行います。minne作家・ブランドは、購入した画像ライセンスを活用して作品を創作し「minne byGMOペパボ」で販売することができます。minne作家・ブランドに対する利用許諾費用は、ハンドメイド作品の販売価格に応じて設定。現時点での「イメージアーカイブ・ラボ」が提供するアート画像を使用した作品販売は「minne byGMOペパボ」のみで可能となります。

作品例 左:ルノワールの「桃」をもとにAsahi art styleさんが制作した作品              中:「竹図屏風(右隻)」をもとにamiさんが制作した作品          右:「Spring Blossom Delight-tulip 03」をもとにShizukuさんが制作した作品

ブロックチェーン技術で安心してアート画像が使える

minne作家・ブランドが創作した作品を「minne byGMOペパボ」に出品する際に、ブロックチェーン技術を活用したデジタル証明書サービス「A trust (エートラスト)」を利用して証明書にリンクすることで、正規に画像の利用許諾を受けていることを証明できます。

画像ライセンス提供プラットフォームにDNPの「Imaging Mall®(イメージングモール)」を採用

DNPフォトイメージングジャパンが提供する法人向けクラウド型画像販売ソリューション「Imaging Mall®︎」を活用し、「イメージアーカイブ・ラボ」の画像ダウンロードと同時にブロックチェーン証明書を発行する仕組みを新たに開発することで、画像の貸出サービスを行います。

日比谷花壇 フラワーグラフィックサービス「花屋さんのお花柄」との連携

日比谷花壇の長年のノウハウをもとに、企画やコンセプトメイキング、販売等の総合的なプロデュースを手掛けるフラワーグラフィックサービス「花屋さんのお花柄」が、今回の正式サービスリリースに伴い提供画像に追加となりました。「花屋さんのお花柄」は、多くの企業向けにオリジナルのフラワーデザインをゼロから制作し、広告やパッケージ、商品に採用され、これまで多数のアパレル商品や雑貨が誕生しています。また、シーズンごとに新作発表も行っており、人々の生活に彩りを提案しています。数多くの高品質のフラワーフォトストックからお選びいただける画像はもとより、企業や商品のイメージに叶う、オリジナルフラワーデザインの監修、商品化まで、それぞれのニーズに応じたサービスを展開しています。