平和不動産とメディアサーフコミュニケーションズの主催により、街回遊型アートエキシビションイベント「Kabutocho Art Week」が日本橋兜町で2025年1月17日(金)から26日(日)まで開催されます。エキシビションテーマは「Cultural Waves」。大阪を拠点とする「文化海」、東京の「Somewhere in Tokyo」、大阪の「Essential Store」がキュレーションパートナーとして参加します。江戸時代から昭和初期にわたる日本文化の遺産を再発見し、モノに宿る精神や文化の断片を通じて、新たな価値観の創造を目指します。
今回のエキシビションのハイライトは「文化海」が手がける《海域 1》です。この展示では、江戸時代から昭和初期に至る日本文化から選りすぐりのモノが紹介されます。展示されるモノには、Essential Storeと日本図案館の希少な所蔵品が含まれており、訪問者はそれらを通じて時間を超えた共鳴と新しい視点を得ることができます。また、「Essential Silent Auction ®」を通じて、選りすぐりのアイテムが入札形式で販売されます。この独自のオークション形式では、最高額を提示した方が落札者となり、競りが行われないため、品物の価値を再考する仕組みとなっています。入札は会期中、景色 AAと白水社 B1Fで受付けています。
1月25日(土)には日本音響が開発した革新的なスピーカー「Half One」の実演と解説が行われます。Half Oneは、エンクロージャやホーンを必要とせず、生楽器のような豊かな音を実現するスピーカーです。開発者である宇都宮泰氏による解説は、音響とアートの新しい可能性を探る機会となります。
さらに1970年代以降に注目されたファイバーアートの第一人者、草間喆雄と熊井恭子の作品も展示されます。伝統的な技法を超えた表現で世界的な評価を受ける両名の作品は、モニュメンタルな空間構成や独自の視点でアートの新境地を切り開いています。
文化海は2024年に田上拓哉(Essential Store)と山田真也(日本図案館)によって発足した会です。日本文化遺産の保全活動を主眼として、文化の継承と発展を研究し発表しています。「祈り」ともいえる時間を超えた共鳴を、出版物、デジタルライブラリー、展覧会「海域」を通じて多くの人々と共有しています。今回は特に江戸期から昭和期までの日本文化のモノを中心に、忘れ去られた品々を新たな視点で再発見することを目指しています。
メディアサーフコミュニケーションズは、イベント企画、媒体制作、「場」の開発・運営を横断的に行う企業です。近年では「都市の編集」をテーマに、日本橋兜町や他のエリアで小規模な都市開発プロジェクトを実施し、地域に根付いた価値創造を行っています。公式サイトでは最新情報が発信されており、都市開発と文化発信における取り組みが注目されています。
エキシビションタイトル | Cultural Waves |
会期 | 2025年1月17日 (金) から1月26日 (日)まで |
URL | https://cultural-waves.com/ |